トマトとその抗がん作用について

2019年10月4日

トマトの効能と前立腺癌の予防と抗がん効果

【がん予防】カラーフード1位はトマト!

アメリカ国立がん研究所では、「がん予防カラーフード」を選定しています。これは、がんをはじめとする様々な慢性疾患を予防するリコピン、フラボノイドのようなファイトケミカルが多く含まれている果物や野菜を指します。

ファイトケミカルとは、天然の生体活性化学物質を意味します。 代表的な赤のカラーフードには、トマト、ピーマン、イチゴ、スイカ、リンゴ、パプリカなどがあります。これらの果菜類には、抗がん効果、老化防止などの機能をするアントシアニンが豊富です。このうち、トマトは、アメリカ国立がん研究所が選定した10代の抗がん食品中堂々 1位を占めています。

トマトの中リコピン、その効能は?

トマトはリコピンという成分が含まれています。ライコペンは熟したトマトが赤い色を帯びるようにする色素成分です。食品医薬品安全庁でも抗酸化に助けを与える発表したことがある成分がリコピンです。 リコピンの抗酸化力はビタミンEの100倍に達するのですが、それほど体の中の有害酸素を取り除く与え、細胞の老化を防止し、癌を予防する効果が優れね。  ライコペンは抗酸化効果に加えて、血圧を下げ、便秘と肥満を減らしてくれる効果もあります。また、動脈硬化や肺疾患、心臓病、関節リウマチを予防するためにも有効であることが知られています。

トマトの前立腺癌の予防効果

 トマトは前立腺がんの予防にも効果があると認められたデータがあります。トマトを習慣的に食べた場合とそうでない場合を比較すると、早期前立腺癌の発症が35%、進行性前立腺癌の発症は53%低くなるとされます。トマト中リコピンが、細胞の遺伝構造を損傷させる活性酸素を除去し、前立腺癌細胞の増殖を抑制するためであるとしています。一方、アメリカで実施した臨床研究の結果によると、トマトソースを月に2回以上食べる人は、1回以上食べた人に比べて、前立腺癌の発生率が20%程度減少したという結果に!これは生のトマトに換算すると、1週間に2個程度のトマトを習慣的に摂取した量と同程度となります。

トマトは生より加熱調理がオススメ!

トマトはそのまま生で食べるのも良いですが、リコピンの体内吸収力を高めるために加熱調理して食べるのも良い方法です。アメリカコーネル大学の研究によると、熱を加えて調理した時間に応じてリコピンが増加する傾向を見せました。熱を加えるとリコピンが分解され、私たちが摂取することができる量で増加するのです。トマトにそれぞれ2分、15分、30分の間熱を加えて調理したとき、体内に容易に吸収することができる シス体 -リコピンは6%、17%、35%増え、体に有益なトランス体-リコピンは54%、171%、164%増えました。また、全体的な抗酸化レベルは、それぞれ28%、34%、62%も増加する結果となりました。

トマトをより効果的に食べる方法とは?

トマトは加熱調理した時だけでなく、加工形態によってもリコピン含有量が異なります。トマトペーストの場合は最も高く、ケチャップ、ピューレ、ジュースの順でした。市販のトマトソース、ケチャップなどの加工食品は、完熟したトマトを使用して作られている為、これがリコピンの含有量を高めている原因とも考えられます。

また、リコピンは脂溶性成分であるため、油と一緒に調理したときの方がより栄養吸収と体内利用率を高めることができます。加熱調理されることによって、より多くのリコピンが溶出され、さらに油と混ざり腸内吸収が容易になるからです。欧米人と違って、私たち日本人の普段の食生活の特性上、トマトソースを使った料理が日常的に食卓を飾るわけでもありませんので、サラダのトマトを食べる時にマヨネーズをかけたり、オイルドレッシングなどを軽く振りかけて食べると良いでしょう。また、現在ではドラッグストアでリコピンのサプリメントがたくさん出回っていますのでそれらをうまく補助食品として摂取してもよいでしょう。なお、アメリカがん研究協会によると、リコピンサプリメントだけを単体で摂取するのではなく、自然のままのトマトやトマト加工食品をいくつかの野菜と一緒に摂取することがより健康に望ましいと提言しています。